6月定例議会での町長の施政方針から「成田市との合併」について
6月定例議会での町長の施政方針から「成田市との合併」について掲載します。
成田市との合併
- 経済情勢が今だ本格的な回復傾向を示していない中、少子化・高齢化が一層進行し財源の確保が課題となっており、多様化・高度化する住民ニーズに対応し、きめ細かな高品質の行政サービスを提供していく必要があります。それには、基礎的自治体の基盤を強化し、自ら考え行動する、地方主権の確立が不可欠となってきていること。
- 生活圏や経済圏の拡大によって、住民の活動範囲は大きく広がっており、従来の小規模自治圏での独自のまちづくりから、広域的な行政課題に適合したまちづくりの推進が強く求められていること。
- 「民間でできることは民間に委ねる」ことが必要であるとし、独立行政法人の設立や行政業務の民間移行を推進することによる、コストの削減や行政サービスの品質向上、また、行政のスリム化による効率的・効果的行政運営を図ることが必要であるとされています。
このような全国的な背景のもと、栄町の状況を考慮してみれば当町は、成田都市計画区域として、一体的な都市基盤整備を推進してまいりました。
また、経済的生活圏も成田市への依存度が高く、成田市との合併を推進することは、住民の皆様の多くが望んでいることでもあります。
成田市を含む成田地域の将来展望といたしましては、今後、成田空港の完全化、成田新高速鉄道の整備、北千葉道路の整備など、社会資本の充実が図られてきます。
そのような点を考えますと、将来的には成田空港を核とした産業の集中なども見込まれ、広域的な合併による、「特例市」や「中核市」への移行も考えられ、北総の中核都市として、より自立した自治体運営の可能性を秘めております。
そのため、栄町としても将来的なまちづくりを見据えて、成田市との合併を推進していくことが、現時点における必然性が高いと考えられますので、成田市との合併の実現に向けて、早期の協議基盤の設置を推進するものでございます。
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- 2021年10月11日
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