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市町村合併を考える 第11号 平成17年3月1日

栄町と、栄町を取り巻く市町村合併に関して、平成16年4月以降の状況について、成田市・下総町・大栄町(1市2町)の合併協議会情報と共にお知らせします。

主なご質問とその回答の概要

栄町の合併に関する状況について、これまでにお寄せいただいた町長への手紙・地区懇談会・議会における主なご質問とその回答の概要をお知らせします。

質問?
成田市との合併に向けての戦略と、具体的なタイムスケジュールはどのようになっていますか。
回答
北総台地が発展していくためには、成田国際空港を核とした北総圏を作る必要があります。羽田が国際空港への布石を打ち、中部国際空港が開港するとなると、日本の表玄関である成田国際空港の乗降客や貨物が減るのはあきらかです。そうならないためにも成田国際空港を中心とした市町村が合併し、行財政基盤を強化して自主権、分権を確立し、その首長が直接国に物申すだけの権限を持たなければなりません。そういった理由から、成田市との合併協議基盤を必ず設置しますと訴え続けてきました。
そのため4月16日に、成田市長、成田市議会議長に対して、成田市との合併の実現に向けた「成田市・栄町任意合併協議会の設置要望書」(ドラムの手帳平成16年6月号参照)を提出しました。県内の先進事例である野田市・関宿町の協議が期間9ヵ月といった例もあることから、現行合併特例法(市町村の合併の特例に関する法律)期限内(平成17年3月末)での合併を視野に、早期の協議基盤の設置を成田市に対して求める内容のものです。
要望書に対する成田市長からの回答は、「今は現在進めている1市2町を最優先させたいが、市町村合併に関しては門戸を閉ざすものではない」というものでした。
したがって、現行合併特例法期限内に栄町が成田市と合併できるという可能性はなくなりました。
今は、現在進行中の1市2町の合併が順調に進み、成田市長が当初掲げた「空港圏、生活圏の合致する2市4町の枠組み」(成田市・富里市・下総町・大栄町・芝山町、多古町)が外れることが先決と考えます。その次が一度枠組みを離れた芝山町、多古町と栄町が同等になる時と考えています。
栄町は都市計画道路や下水道などの基盤整備はかなりの進捗をみています。したがって特例債といっても借入金ですから、それを目的とする必要はありません。
また成田市との合併の方式については、編入としていますが、これはいや応なしに成田市の言うことを聞くということではなく、より良いまちづくりをするためにも、栄町の良いところは新市においても採用していただくということです。
現在1市2町の合併協議が進行中であるため、成田市と栄町の合併に関しての情報はありませんが、新たな動き等が生じた時には、町民の皆様に積極的に情報提供していきます。また、1市2町の合併期日は平成18年3月27日と決まりましたが、業務の遂行が順調になってくるのは平成18年10月、11月頃になるのではないかと思います。
栄町としては、平成19年1月頃を目途に新たな働きかけができるようになるのでは、と考えています。
質問?
町長は6月議会で「4年間での合併は無理」「合併のガの字もない」といっているそうですが本当ですか。
回答
そのような答弁はしていません。合併の実現にあたっては、相手方である成田市及び成田市民の意向を無視して進めることはできませんので、自分の任期期間内において協議基盤を必ず設置するという強い意志をもって、慎重かつ積極的な取組みをしているところです。
質問?
合併するために栄町としてやらなければならないことは何ですか。議会はどのような準備をすべきなのでしょうか。
回答
合併するために栄町がやらなければならないことは、合併後のまちづくりを考えることです。そして現在の財政状況を立て直すことです。
栄町には房総のむらや里山などの観光資源が、成田空港から成田山新勝寺、坂田ヶ池総合運動公園に連なる形で存在しています。それらを観光ルートとして確立し、自然を生かしたまちづくりをしていくことが重要です。また、観光資源の活用による商業の育成や、農業基盤の強化確立も同様に重要であると考えます。
「合併するために議会はどのような準備をすべきか」についてですが、市町村合併は住民、議会、行政の三者が一体となって進めなければならない案件です。議員の皆様にも栄町として合併についてどうあるべきか、というような勉強会や検討会などを開催し、行政側に進言してもらえるような体制を採っていただければと思っています。
質問?
合併推進室は何をしているのですか。また今後どのようなことをしていくつもりですか。
回答
合併推進室では、成田市・下総町・大栄町合併協議会の協議事項の情報収集を進めています。
また合併協議会の合意内容と栄町の行政サービス等の比較、1市2町に栄町を加えた場合の財政力、1市2町の新市建設計画と栄町が目指すべき合併方針の比較、メリットとデメリット、平成17年4月より施行される合併新法(市町村の合併の特例等に関する法律)の特例内容の研究などを進めています。
これらは調整作業中であり、今すぐ公表はできませんが、1市2町の合併協議会の推移や、国の進める三位一体改革の方向性などを確認しながら、時機を見て町民の皆様にお示ししていく予定です。
質問?
合併新法の公布により、強制合併路線への転換になるのではないかと危惧されますが、本来合併とは住民の意思、地方自治体の意志が尊重されることが基本と考えます。
このような状況の中で、成田市との合併を急ぐ必要があるのでしょうか。合併後のシミュレーションなどが明らかにされないまま、合併ありきというのは心配です。
回答
1市2町の合併協議は現行法のもとで進行中ですが、多古町や芝山町からも成田市との合併を望む動きが出てきたことから、周囲の動向や新法施行後の県の意向等を視野に、成田市との合併に向けた取組みを推進してまいります。
「合併による自治権の喪失をどう考えるか」については、合併特例区・地域自治区などを設置していくことで、旧市町村の自治権は守ることができるのではないかと考えています。市町村合併は、栄町の現在の住民と、将来の住民の安全と安心と発展のためにすべきであり、自治権はあくまでも住民にあります。したがって住民総意での合併であれば、自治権の喪失は無いと考えます。

成田市・下総町・大栄町(1市2町)の合併協議について

成田市・下総町・大栄町の1市2町は、合併協議会で事務事業や、新市基本構想、建設計画等について調整、協議を重ねています。

平成17年2月4日現在で12回の協議を終え、51の協議項目すべてが承認されています。

1市2町の合併に向けての協議は順調に進展しています。
(詳細については成田市・下総町・大栄町合併協議会ホームページをご覧ください)

以上概要をお知らせしましたが、議会質疑応答の詳細については、栄町議会会議録を閲覧できますのでご利用ください。
また市町村合併に関するご意見、ご質問等がありましたら、遠慮なく合併推進室までお問い合わせください。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは企画財政課です。

栄町役場 3F東 〒270-1592 千葉県印旛郡栄町安食台1丁目2番

電話番号:0476-33-7773

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