新型コロナウイルス感染症と喫煙について
新型コロナウイルスに感染しやすくなる原因
たばこに含まれる有害物質は、呼吸器の機能や免疫力を低下させ、呼吸器疾患を引き起こしやすい
体を作ります。
- 喫煙による有害物質の影響で血流が悪くなり、体の隅々まで栄養が行きわたらず免疫力が低下する。
- ウイルスを体外に排出する肺表面の繊毛が、傷つく。
- 肺の炎症を抑えて細胞を修復する働きをもつ細胞(サイトカイン)の産生を阻害する。
また、たばこを吸う行動・環境は、新型コロナウイルス感染症に感染しやすい状況を作ります。
- たばこを吸うためにマスクを外し、手を口元に持っていく。
- 喫煙できる場所には人が多く集まり、比較的近い距離で互いに深く呼吸をし合う。
- 屋内喫煙所においては「密閉・密集・密接」の3密が発生しやすい。
喫煙は新型コロナウイルス感染症を重症化させる
新型コロナウイルス感染症は、重症の肺炎を引き起こす場合があるため、呼吸器の機能や免疫を低下させる
喫煙は、新型コロナウイルスにかかった際の重症化のリスクを高めることになります。
WHOは、喫煙者は非喫煙者と比較して、新型コロナウイルスへの感染で重症となる可能性が高いことが明らか
になったと報告しています。
「受動喫煙」による健康への被害
受動喫煙は、たばこを吸わない人へ健康被害を発生させます。
家庭や職場の受動喫煙が原因で、肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候群などにより、年間1万5000人
が死亡しています。
新型コロナウイルス感染症以外にもたばこが原因の病気で死亡することがあるため、周りの人の命を守るためにも、
受動喫煙をさせる機会をなくしていきましょう。
今こそ、禁煙してみませんか?
感染しない、重症化しない、周りの人の命を守るためにも禁煙をしましょう。
これまで、「禁煙はしたいけど、なかなか続けられなかった」という方も、今できる新型コロナウイルス対策の
ひとつとして、禁煙を始めるよい機会になるかもしれません。「今さら禁煙しても」と思わずに、まずはスタート
しませんか?免疫機能は禁煙後の数週間から回復に向かいます。
詳しくは、健康介護課健康推進班までお問い合わせください。
参照:厚生労働省HP「新型コロナウイルス感染症の重症化リスクと喫煙について」
千葉県HP「新型コロナウイルス感染症と喫煙について」
日本呼吸器学会「新型コロナウイルス感染症とタバコについて」
栄町HP『知っていますか?受動喫煙』
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは健康介護課です。
栄町役場 1F西 〒270-1592 千葉県印旛郡栄町安食台1丁目2番
電話番号:0476-33-7708【健康推進班】 0476-33-7709【介護総務班、地域包括支援班】
メールでのお問い合わせはこちら- 2021年10月11日
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