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就任のごあいさつ

サンプル画像 この度、町民の皆様の信任をいただき、新たに町政運営を担うこととなりました。その職務の重大さと、責任の重さに身の引き締まる思いでございます。                                   私は、これまで14年間にわたり町議会議員として務めてまいりましたが、その間、様々な場面でお聞きしてきた町民の皆様の声をしっかり踏まえながら本町の更なる発展を目指し、「希望あふれる町づくり」に全身全霊を尽くしてまいります。
   私は、先般の町長選挙において、8つの公約を掲げました。
 その一端を申し述べさせていただきます。
 1つ目が、「すべての町民の命を大切にできる町づくり」です。近年、台風や集中豪雨による被害が各地で発生し、首都圏直下型地震の発生も危惧されております。災害時における町民の生命と財産を守ることは、最優先事項であると認識しております。大規模災害が発生した場合、行政と町民の方々との連携と協働による災害対応が不可欠です。特に被災者の安否確認や避難所の設置・運営などにつきましては、自治組織や自主防災組織など町民の皆様のご理解とご協力を賜りながら進めてまいります。
 その他にも、ふれあいプラザさかえなどの公共施設の機能を充実させ、複合的に利用するなど、災害時の支援拠点の設置や、災害弱者のための個別避難計画の策定についても、引き続き進めてまいります。
 また、近年の犯罪は、巧妙化、広域化、多様化の傾向にありますので、必要に応じて防犯カメラや防犯灯の増設を行うなど、犯罪の未然防止を図り、町民の方々がこれからも安全で安心して暮らせるよう努めてまいります。
 さらに、大切な命を守るためには、救急救命体制の充実を図っていくことが大切です。
 そのため、早期の救命措置を施すための救急装備の充実や周辺医療機関との連携に加え、鎌ケ谷・本埜線バイパスの早期開通を働きかけ、日本医科大学千葉北総病院などへの搬送時間の短縮を図ります。
 2つ目が、「若い方にも住みやすいといわれる町づくり」です。
 町の人口減少を抑えるためには、若い世代の方々の転出を抑え、転入者を増加させる必要があります。
 子育て世代の方々は、安心して子供を産み育てられる環境が整った町に魅力を感じ、転入先として選ばれる方が多いと思われます。
 そこで、対面だけでなく、オンラインによる相談など、気軽に子育てに関する相談ができる体制の充実を図ってまいります。
 その他、大学生や専門学校への就学を機に転出してしまう若者が多いことから、通学定期代の補助を行い、転出を抑制できればと考えております。
 また、町民の方々からの要望も多い小児科などの不足診療科目を解消するため、既存の病院に新たな診療科目を増やしていだくよう要望してまいります。
 3つ目が、「生活環境が整った町づくり」です。
 生活環境を整えることは、町民の方々の満足度の向上を図るだけでなく、定住・移住を推進するために、最も重要なことと考えております。
 先般実施しました町民アンケートでは、交通の便が悪いことや買い物などの日常生活が不便だと回答した方が多くを占めておりました。
 そこで、まずは町の現状を分析したうえで全体的な交通システムを考え、利便性の高い交通体系の構築に早急に取り組まなければならないと考えております。
 また、安食駅のバリアフリー化などの改修については、町民アンケートの結果を踏まえ、財政面も考慮しながら、様々な角度から検討してまいります。
 4つ目が、「健康でいきいきと暮らせるまちづくり」です。
 いつまでも健康で暮らすこと、いわゆる健康寿命を延伸することは、誰もの願いです。
 そのためには、若いうちから健康管理に努め、生活習慣病などの疾病を予防する事と同時に、がん検診を始めとした、各種検診を受診し、疾病の早期発見、早期治療につなげ、重症化リスクを軽減することが大切です。
 しかしながら、各種がん検診の受診率は低い状況にあることから、受診率の向上を図ってまいります。
 また、高齢者だけの世帯も増えていることから、今後も増加していくと思われる老老介護の課題にも取り組んでまいります。
 5つ目が、「産業が活性化し、にぎわいのある町づくり」です。
 新たな企業の進出は、町の税収の増加や町民の就労の場の確保に繋がると同時に、定住・移住にもつながります。
 そのため、新たな企業が進出しやすいように、税制面での優遇や町民を雇用する企業への支援を行います。
 また、町の主要産業である農業についても、ここ数年は米価の下落が続いており、農家にとっては大きな打撃となっております。
 後継者や新規就農した若手農業者からは将来を不安視する声も聞こえますので、下落した米価を補う補助や若手農業者への支援を行ってまいります。
 また、ドラムの里が、指定管理者の撤退によって、昨年末で一端閉鎖されました。
 現在は、農産物等の直売所は再開したものの、レストランは厨房機能などの老朽化の問題もあり、閉鎖したままとなっております。
 今後、町の産業振興の拠点として復活させるため、運営形態や機能など様々な観点から検討を加え、機能改善のための改修を行ってまいります。
 6つ目が、「子どもたちが笑顔で健やかに学べる町づくり」です。
 まずは、子供たちの英語力の向上のためのALTを全校に配置することや、ICT教育担当の配置などによって実践的なICT教育環境を整えてまいります。
 また、わくわくドラムの充実やドラム自然楽校を拡大することによって、学力の向上と、様々な体験学習をとおして生きる力を育み元気な子供たちの声がこだまするような町にしていきたいと考えています。
 さらに、校舎や体育館は建設からかなりの年数が経過しているものが多く、これまでもエアコンの設置やトイレの洋式化、建物の耐震化や老朽化した部分の改修を重ねてまいりましたが、未だ改修が必要な部分は多くあります。
 改修には多額の予算が必要となりますが、子供たちの安全と良好な学習環境を整えるためにも、計画的に改修を行ってまいります。
 7つ目が、「効率的な行政運営の町づくり」です。
 町には、ふれあいプラザさかえを始め、廃校となった学校の校舎や体育館などの公共施設があります。
 それらは、必ずしも有効に活用されているとは言えない状態にありますので、それらを複合的に利用するなど、効率的な活用方法を検討してまいります。
 また、行政手続きのオンライン化やキャッシュレス化を推進し、町民の方々の利便性の向上に努めてまいります。
 最後の8つ目が、「町民の声を聴く町づくり」です。
 今回の選挙を通じて、多くの町民の方々の声をお聞きし、現場の意見を聞くことの大切さを改めて実感いたしました。
 町民の皆様のご意見を町づくりに活かしていくため、高校生や大学生などの若者との対話ができる場や、コロナ禍であっても町民の皆様と対話できるような工夫をし、幅広い年代の方々のご意見を伺い、町づくりにいかしていきたいと考えております。
 そのためには、町の情報を町民の皆様に発信することが大切だと考えておりますので、動画による情報発信など、様々な媒体によって、より多くの方々に発信できるように工夫してまいります。

 以上、私の所信の一端を述べさせていただきましたが、今年度は、第5次総合計画の後期基本計画の策定年度となりますが、将来栄町を背負って立つ子供たちが誇り思えるような希望あふれる町づくりを行うため、策定に全力で取り組んでまいります。
 町民の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、就任のごあいさつといたします。
                                                    

                                          橋本 浩(プロフ)

 

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