(1)　欠勤

ア　正当な理由なく10日以内の間勤務を欠いたとき。

イ　正当な理由なく11日以上20日以内の間勤務を欠いたとき。

ウ　正当な理由なく21日以上の間勤務を欠いたとき。

(2)　遅刻・早退

正当な理由なく勤務時間の始め又は終わりに繰り返し勤務を欠いたとき。

(3)　休暇の虚偽請求等

療養休暇、特別休暇又は看護休暇について虚偽の事由による請求をし、又は当該請求により承認を受けたとき。

(4)　勤務態度不良

正当な理由なく勤務時間中に職場を離脱して職務を怠り、公務の運営に支障を生じさせたとき。

(5)　業務の不適正な処理

職務上の注意力を欠き業務の不適正な処理を行ったことにより、公務の運営に支障を生じさせたとき。

(6)　職場内秩序職場内秩序を乱す行為

ア　上司その他職員に対する暴行により職場の秩序を乱したとき。

イ　上司その他職員に対する暴言により職場の秩序を乱したとき。

(7)　虚偽報告等

事実をねつ造して虚偽の報告を行い、又は正当な理由なく重要な報告を怠ったとき。

(8)　違法な職員団体活動

ア　地公法第37条第1項前段の規定に違反して同盟罷業、怠業その他の争議行為をなし、又は自治体の活動能率を低下させる怠業的行為をしたとき。

イ　地公法第37条第1項後段の規定に違反して同項前段に規定する違法な行為を企て、又はその遂行を共謀し、そそのかし、若しくはあおったとき。

(9)　秘密漏えい

ア　職務上知ることのできた秘密を漏らし、公務の運営に重大な支障を生じさせたとき。

イ　アにおいて、自己の不正な利益を図る目的で秘密を漏らしたとき

ウ　具体的に命令され、又は注意喚起された情報セキュリティ対策を怠ったことにより、職務上の秘密が漏えいし、公務の運営に重大な支障を生じさせたとき。

(10)　個人の秘密情報の目的外収集等

その職権を濫用して、専らその職務の用以外の用に供する目的で個人の秘密に属する事項が記録された行政文書を収集し、又は提供したとき。

(11)　政治的目的を有する文書の配布

政治的目的を有する文書を配布したとき。

(12)　営利企業等従事許可の手続のけ怠

営利企業の役員等の職を兼ね、若しくは自ら営利企業を営み、又は報酬を得て営利企業以外の団体の役員を兼ね、若しくはその事業若しくは事務に従事することの許可を受ける手続を怠り、これらを行ったとき。

(13)　入札談合等に関与する行為

町が入札等により行う契約の締結に関し、その職務に反し、事業者その他の者に談合を唆すこと、事業者その他の者に予定価格等の入札等に関する秘密を教示すること又はその他の方法により、当該入札等の公正を害すべき行為を行ったとき。

(14)　行政文書の不適正な取扱い

ア　行政文書を偽造し、若しくは変造し、若しくは虚偽の公文書を作成し、又は行政文書を毀棄したとき。

イ　行政文書を改ざんし、紛失し、又は誤って廃棄し、その他不適正に取り扱ったことにより、公務の運営に重大な支障を生じさせたとき。

(15)　セクシュアル・ハラスメント

ア　暴行若しくは脅迫を用いてわいせつな行為をし、又は職場における上司・部下等の関係に基づく影響力を用いることにより強いて性的関係を結び若しくはわいせつな行為をしたとき。

イ　相手の意に反することを認識の上で、わいせつな言辞、性的な内容の電話若しくは手紙又は電子メールの送付、身体的接触、つきまとい等の性的な言動(以下「わいせつな言辞等の性的な言動」という。)を繰り返したとき。

ウ　イにおいて、わいせつな言辞等の性的な言動の執拗な繰返しにより、相手を強度の心的ストレスの重積による精神疾患に罹患させたとき。

エ　相手の意に反することを認識の上で、わいせつな言辞等の性的な言動を行ったとき。

(16)　パワー・ハラスメント

ア　パワー・ハラスメントを行ったことにより、相手に著しい精神的又は身体的苦痛を与えたとき。

イ　パワー・ハラスメントを行ったことについて指導、注意等を受けたにもかかわらずパワー・ハラスメントを繰り返したとき。

ウ　パワー・ハラスメントを行ったことにより、相手を強度の心的ストレスの重積による精神疾患に罹患させたとき。

(1)　横領

公金又は公物を横領したとき。

(2)　窃取

公金又は公物を窃取したとき。

(3)　詐取

人を欺いて公金又は公物を交付させたとき。

(4)　紛失

公金又は公物を紛失したとき。

(5)　盗難

重大な過失により公金又は公物の盗難に遭ったとき。

(6)　公物損壊

故意に職場において公物を損壊したとき。

(7)　出火・爆発

過失により職場において公物の出火又は爆発を引き起こしたとき。

(8)　諸給与の違法支払・不適正受給

故意に法令に違反して諸給与を不正に支給したとき又は故意に届出を怠り、若しくは虚偽の届出をするなどして諸給与を不正に受給したとき。

(9)　公金公物処理不適正

自己保管中の公金の流用等公金又は公物の不適正な処理をしたとき。

(10)　コンピュータの不適正使用

職場のコンピュータをその職務に関連しない不適正な目的で使用し、公務の運営に支障を生じさせたとき。

(1)　放火

放火をしたとき。

(2)　殺人

人を殺したとき。

(3)　傷害

人の身体に傷害を与えたとき。

(4)　暴行・けんか

暴行を加え、又はけんかをした場合において、人を傷害するに至らなかったとき。

(5)　器物損壊

故意に他人の物を損壊したとき。

(6)　横領

ア　自己の占有する他人の物(公金及び公物を除く。)を横領したとき。

イ　遺失物、漂流物その他占有を離れた他人の物を横領したとき。

(7)　窃盗・強盗

ア　他人の財物を窃取したとき。

イ　暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取したとき。

(8)　詐欺・恐喝

人を欺いて財物を交付させ、又は人を恐喝して財物を交付させたとき。

(9)　賭博

ア　賭博をしたとき。

イ　常習として賭博をしたとき。

(10)　麻薬・覚せい剤等の所持又は使用

麻薬、大麻、あへん、覚せい剤、危険ドラッグ等の所持、使用、譲渡等をしたとき。

(11)　酩酊による粗野な言動等

酩酊して、公共の場所や乗物において、公衆に迷惑をかけるような著しく粗野又は乱暴な言動をしたとき。

(12)　淫行

18歳未満の者に対して、金品その他財産上の利益を対償として供与し、又は供与することを約束して淫行をしたとき。

(13)　痴漢行為

公共の場所若しくは乗物において痴漢行為をしたとき。

(14)　盗撮行為

公共の場所若しくは乗物において他人の通常衣服で隠されている下着若しくは身体の盗撮行為をし、又は通常衣服の全部若しくは一部を着けていない状態となる場所における他人の姿態の盗撮行為をしたとき。

(1)　職員が、その職務に関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたとき。

(2)　(1)において請託を受けたとき。

(1)　飲酒運転による交通事故(人身事故を伴うもの)

酒酔い運転又は酒気帯び運転により人を死亡させ、又は人に傷害を負わせたとき。

(2)　飲酒運転以外による交通事故(人身事故を伴うもので有責性が認められるもの)

ア　人を死亡させたとき。

イ　アにおいて、措置義務違反をしたとき。

ウ　人に重傷を負わせたとき。

エ　ウにおいて措置義務違反をしたとき。

オ　人に軽傷を負わせたとき。

カ　オにおいて措置義務違反をしたとき。

(3)　交通法規違反

ア　酒酔い運転をしたとき。

イ　アにおいて人を死亡させ、又は人に傷害を負わせたとき。

ウ　酒気帯び運転をしたとき。

エ　ウにおいて人を死亡させ、又は人に傷害を負わせたとき。

オ　エにおいて措置義務違反をしたとき。

カ　ウにおいて物の損壊に係る交通事故を起こし、かつ、措置義務違反をしたとき。

キ　著しい速度超過又は悪質な交通法規違反をしたとき。

ク　キにおいて物の損壊に係る交通事故を起こし、かつ、措置義務違反をしたとき。

ケ　その他交通法規違反をして物の損壊に係る交通事故を起こし、かつ、措置義務違反をしたとき。

(4)　処分該当違反そそのかし等

ア　自動車等の運転者をそそのかして処分該当違反をさせ、又は自動車等の運転者が処分該当違反をした場合において、当該処分該当違反を助ける行為をしたとき。(イの場合を除く。)

イ　飲酒運転となることを知りながら酒類を提供し、飲酒を勧めたとき又は飲酒運転の車であることを知りながらこれに同乗したとき。

(1)　指導監督不適正

部下職員が懲戒処分を受けた場合で、管理監督者としての指導監督に適正を欠いていたとき。