たばこの健康への影響と禁煙のための工夫
「たばこが体に悪いことや迷惑なことなんて、もう知っている」
そう言いつつ、たばこを吸い続ける人が多いのは、なぜでしょう?
喫煙者にとって、たばこを吸うと、「頭がスッキリする」「集中力が高まる」「気分が落ち着く」といった効果が得られると感じられるようです。
しかし、これらはたばこの「まやかし」に過ぎません。
たばこが止められないのは、「ニコチンに依存している」ため
たばこに含まれているニコチンは、体内の様々な神経や組織に作用し、精神を覚醒させたり、筋肉を緩ませたり、脳の一部を刺激して心地よい感覚をもたらします。
たばこを吸うと頭がスッキリするのは、ニコチンを接種したことによる一時的なものです。
ニコチンの効果がなくなるとイライラが募る、落ち着かないなどで、「1本、また1本…」と吸う本数が増えてしまいます。
また、ニコチンはヘロインやコカインなどの麻薬と同じくらい強い依存性があることも、たばこをなかなか止められない理由の一つです。
喫煙週間の本質は、【ニコチン依存】という脳の病気と、食後やコーヒーを飲むときに条件反射のようにたばこを吸ってしまう「習慣性依存」です。そのため、喫煙者の医師も大事ですが、禁煙には「依存症を治療する」という意識が必要です。
神奈川県病院薬剤師会HPより
たばこの有害物質
たばこの煙には4000種類以上の化学物質が含まれています。その中には、発がん性物質などの危険のある有害物質が200種類以上含まれています。代表的な有害物質をご紹介します。
ニコチン:血管を収縮させ、血液の流れを悪くする。血管(動脈)が固くなり、血圧が上がりやすくなる。また、脳梗塞や心筋梗塞などの病気になりやすくなる。ニコチンの依存性は強く、たばこがやめられなくなる。
一酸化炭素:血液の中で酸素が運ばれにくくなり、身体を酸素不足にする。
タール:発がん性物質を多く含んでおり、がんの発生を促進します。
重大な病気のリスクが上昇
たばこを吸うと、生活に重大な影響を与えたり、命に関わる病気になるリスクを高めます。
また、たばこの害というと、肺がんなど肺に関連する病気が浮かびがちですが、口腔(口から喉まで)や歯をはじめ、直接たばこの煙が触れない胃、食堂、肝臓、すい臓、肝臓、暴行など全身にわたり健康へ害を与えます。以下は、喫煙との関連が「確実」と判定された病気です。(厚生労働省 検討会報告書2016より)
《参考:喫煙者の各種疾病による死亡率(非喫煙者を1.0倍として)》
くも膜下出血 1.8倍 心臓病 4.25倍
口腔・咽頭がん 3.0倍 肝臓がん 3.1倍
喉頭がん 32.5倍 胃潰瘍 1.9倍
食道がん 2.2倍 胃がん 1.4倍
肺気腫 2.2倍 すい臓がん 1.6倍
肺がん 4.5倍 膀胱がん 1.6倍
現在習慣的に喫煙している人の割合
栄町の習慣的に喫煙率は平成29年の段階で一時的に増加しましたが、近年は減少傾向で推移しており、禁煙に向けて取り組む方が増えている、と言えます。
喫煙率の比較と推移
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- 2024年5月24日
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