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国民年金は公的年金制度の土台部分で、老齢になったときなどに、基礎年金を支給する制度です。日本国内に住んでいる２０歳から６０歳までのかた全てが、国民年金に必ず加入することになります。

国民年金被保険者の種類

・第１号被保険者
　日本国内に住んでいる農業、自営業、学生、自由業などのかた、お勤めのかたでも厚生年金などに加入していないかたで、２０歳以上６０歳未満のかた。
受給資格が不足する６０歳以上のかたや海外に居住しているかたも希望して加入することができます。（任意加入）

・第２号被保険者
　厚生年金などの被保険者や、共済組合の組合員。

・第３号被保険者
　厚生年金の被保険者や、共済組合の組合員に扶養されている配偶者で、２０歳以上６０歳未満のかた。扶養の基準は、健康保険で被扶養者と認められたかた。

保険料と基礎年金の費用

基礎年金の受給に対する費用は、国民年金の保険料、被用者年金制度からの拠出金や国庫負担金でまかなわれます。
自営業者などの第１号被保険者は、個別に保険料を負担します。
第２号被保険者の保険料は、厚生年金保険料として給料から天引きされますので自ら納める必要はありません。
第３号被保険者の保険料は、配偶者の給料からの天引きではなく、配偶者の加入している厚生年金や共済組合が制度全体として負担する仕組みとなっています。